👩🦰「最近、骨が弱くなってきた気がする…」
👩「将来の骨折が怖い。でも運動も食事も、何から始めたらいいの?」
👨「健診で“骨密度が低め”って言われた…サプリが必要?」
そんな“モヤっと不安”に、食事の成分(フラボノイド)と骨密度・骨粗しょう症の関係を大規模データで調べた研究が出ました。
結論から言うと、フラボノイド摂取が多い人ほど、骨密度が高く、骨粗しょう症の割合が低い傾向がみられています(※関連=「効く」と断定ではありません)。 Xiao P 2024
まず結論(3行で)
✅ フラボノイド摂取が多い人は、太もも周りの骨密度がわずかに高い Xiao P 2024
✅ 骨粗しょう症の“なりやすさ”が低い関連(最も多い群でOR=0.686) Xiao P 2024
✅ ただしこれは横断研究なので、原因→結果は断定できません Xiao P 2024
フラボノイドってなに?
🍓🍵🥬 フラボノイドは、野菜・果物・お茶・豆類などに含まれる“植物のチカラ成分”。
論文ではフラボノイドを6つのタイプ(サブクラス)に分けています:
- アントシアニジン(例:ベリーの色素)
- フラバン-3-オール(例:緑茶・カカオなど)
- フラボン
- フラボノール(例:ケルセチン:玉ねぎなどに多い)
- イソフラボン(例:大豆系)
- フラバノン(例:かんきつ系) Xiao P 2024
研究の中身をサクッと(信頼性のポイント)
この研究は、**NHANES(ナヘインズ:米国の国民健康栄養調査)**のデータを使用。
- 対象:米国成人 10,225人 Xiao P 2024
- 食事評価:24時間食事調査を2回(会場+電話)→平均を採用 Xiao P 2024
- 骨密度(BMD=Bone Mineral Density):DXA(二重エネルギーX線吸収法)で測定 Xiao P 2024
- 骨粗しょう症の定義:WHO基準(Tスコア< -2.5)+部位ごとの閾値 Xiao P 2024
- 統計:年齢・性別・BMI(びーえむあい:体格指数)など多くの要因を調整 Xiao P 2024
結果①:フラボノイドが多い人ほど「骨密度が高い」関連
フラボノイド摂取を4グループに分け、いちばん多いグループ(Q4)を、いちばん少ないグループ(Q1)と比較。
👉 Q4は、太もも骨(大腿骨)まわりの骨密度がわずかに高い関連が出ました:
- 総大腿骨:+0.013
- 大腿骨頸部:+0.010
- 転子部:+0.010
- 転子間:+0.012 Xiao P 2024
※数字は「差の大きさ(β)」で、劇的に上がる!というより、“日々の積み重ねで差がつくかも”タイプの結果です。
さらに、男女どちらでも同じ方向(プラス)の関連が示されています。 Xiao P 2024
結果②:骨粗しょう症の“なりやすさ”が低い関連(ORの見方も解説)
骨粗しょう症については、いちばん摂取が多いQ4で、
OR=0.686(95%CI: 0.528–0.890)でした。 Xiao P 2024
OR(おーあーる:Odds Ratio=オッズ比)って?
ざっくり言うと、
- OR=1.0:差がない
- OR<1.0:少なめ(なりにくい関連)
- OR>1.0:多め(なりやすい関連)
今回の0.686は、単純イメージでは「骨粗しょう症の割合が低い方向」という意味合いです(ただし“因果”ではありません)。
結果③:どのフラボノイドが関係してた?
調整後モデルでは、骨粗しょう症のリスクが低い関連がみられたのは主にこちら👇
- 総フラボノイド Xiao P 2024
- アントシアニジン Xiao P 2024
- フラバン-3-オール Xiao P 2024
- フラボン Xiao P 2024
- フラボノール Xiao P 2024
一方で、
- イソフラボン
- フラバノン
は、はっきりした関連が出ませんでした。 Xiao P 2024
“なぜ”骨にいいかも?(仮説)
研究では、食事全体の抗酸化力の指標である
CDAI(Composite Dietary Antioxidant Index=食事の抗酸化指数)が、
フラボノイド→骨密度の関係を一部(10〜13%程度)説明する可能性が示されました。 Xiao P 2024
つまり、
🧡 フラボノイド → 酸化ストレスや炎症に関係 → 骨代謝に影響…
という“筋書き”はありそう。ただしまだ確定ではない、という立ち位置です。 Xiao P 2024
今日からできる!フラボノイドの増やし方(食品でやさしく)
ここ、大事です👇
この論文は「サプリを飲めばOK」ではなく、食事の中のフラボノイド量を見ています。 Xiao P 2024
① ベリーを“ちょい足し”🍓
ヨーグルト、オートミール、サラダに
→ アントシアニジンのイメージ
② お茶習慣をつくる🍵
緑茶や紅茶など
→ フラバン-3-オールが多い系
③ “色のある野菜”を1日1回🥬🧅
玉ねぎ、葉物、ブロッコリーなど
→ フラボノール(ケルセチンなど)イメージ
④ かんきつもOK🍊(ただし今回は関連は弱め)
フラバノンは関連が明確ではなかったけど、栄養面ではプラス。 Xiao P 2024
注意点(ここは超大事)
⚠️この研究は、横断研究です。
つまり「フラボノイドを増やしたから骨密度が上がった」とは断定できません。 Xiao P 2024
また、食事調査は自己申告なので、思い出し違いも起こりえます。 Xiao P 2024
そして何より——
✅この結果はできるだけ信頼度の高いデータ解析を参考にしていますが、さまざまある研究の一例です。
✅体質・年齢・閉経・運動・たんぱく質やカルシウムなど、骨は複数要因で変わります。
👉 “鵜呑み”にせず、生活全体の中で使うヒントとして活用してください。
※持病がある方、薬を飲んでいる方、骨粗しょう症の治療中の方は、食事変更も含めて医師・管理栄養士に相談がおすすめです。
まとめ
- フラボノイド摂取が多い人ほど、骨密度が高く、骨粗しょう症が少ない関連が示された Xiao P 2024
- ただし因果関係は不明(横断研究) Xiao P 2024
- 今日からは、ベリー・お茶・色のある野菜を“ムリなく1つ増やす”でOK🍓🍵🥬
論文情報(引用)
Peilun Xiao, Zhihang Wang, Zeyao Lu, Shijia Liu, Chongjun Huang, Ying Xu, Ye Tian (2024)
The association between dietary flavonoid intake and bone mineral density and osteoporosis in US adults: data from NHANES 2007–2008, 2009–2010 and 2017–2018
BMC Public Health, 24:3168
DOI: 10.1186/s12889-024-20700-9 Xiao P 2024
Received: 15 January 2024 / Accepted: 11 November 2024 Xiao P 2024
今日の一歩が、未来の元気をつくります。みんなで健康寿命を延ばしていきましょう!!


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