首・肩こりに効く治療はこれ!【理学療法×運動療法の効果を徹底分析】

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首・肩こりに効く治療はこれ!【理学療法×運動療法の効果を徹底分析】📚
著者:Chan-Myeong Kim, Ji-Won Park
掲載誌:Osong Public Health and Research Perspectives
発行年:2020年
DOIhttps://doi.org/10.24171/j.phrp.2020.11.4.15


💥「首と肩の痛み、どうにかしたい…」と思ったら読んで!

👨‍🦱「デスクワークで肩こりがひどい…」
👩‍🦱「ストレッチしてもすぐ戻る…」
👨「整体行ってもその場しのぎ…」

そんな方にこそ知ってほしい!
“理学療法(物理療法)+運動療法”が、首・肩の筋筋膜性疼痛に効く!
という、信頼性の高い**メタアナリシス(複数研究を統合分析したもの)**の結果が出ています。


🧠筋筋膜性疼痛ってなに?

筋筋膜性疼痛症候群(Myofascial Pain Syndrome)とは、筋肉や筋膜にできた「トリガーポイント」が痛みの原因になる状態。
特に首や肩に多く、慢性的な痛みやコリを引き起こす
厄介な症状です。

📊実際、日本でも成人女性の54%、男性の45%が経験しているという報告もあります。


🔬研究のポイント

この研究では、2008〜2019年に発表された25件の臨床研究(2,000件超から厳選)を分析。
そのうえで、治療の効果を3つの指標
で評価しています:

  • VAS(Visual Analogue Scale):痛みの強さを自己評価する尺度
  • PPT(Pressure Pain Threshold):押したときの痛みの閾値
  • NDI(Neck Disability Index):首の機能障害を数値化したもの

📈どの治療法が一番効いたの?

👇効果の大きさ(Effect Size, ES)で比較すると…

治療法効果の大きさ(ES)
運動療法+物理療法1.83(最大)
運動療法のみ1.18
物理療法のみ1.13

💡ここで注目!「ES(効果量)」ってなに?

この**ES(Effect Size)**とは、
「治療によって、どれくらい明確な改善があったか」を数値で表す指標です。

例えば、治療前後で痛みの程度がどれくらい変化したかを統計的に評価するとき、
単なる平均値の差ではなく、その差が“どれだけ意味のあるものか”を示すのがこのESです。

🧮目安(Cohenの基準):

ESの値効果の大きさの目安
0.2未満小さい効果
0.2〜0.8未満中程度の効果
0.8以上大きな効果(注目!)

つまり、今回の「ES=1.83」は、非常に大きな効果があったということを意味しています✨
運動療法と物理療法を組み合わせることで、単体よりも効果が大幅にアップしたというわけです。


🗓治療期間と回数はどのくらい?

  • 期間:16〜30日間の治療 → ES = 1.41
  • 治療回数:6〜10回 → ES = 1.51

💡意外と短期間&少ない回数でもしっかり効果が出ることがわかります!


📉注意点:出版バイアスもチェック済!

論文では、出版バイアス(効果が出た研究ばかり発表されがちな傾向)にも配慮しています。
その補正後の効果量(ES)は0.67
とやや下がったものの、中程度の効果はしっかり確認されました。
これは「治療効果は本物」と言ってよい結果です。


🧾まとめ

✅ 首・肩の筋筋膜性疼痛には、理学療法+運動療法の組み合わせが特に効果的
短期間(16〜30日)&少回数(6〜10回)でも改善が期待できる!
✅ 評価方法としてはVASが最も使用され、効果を捉えやすい
✅ 出版バイアスの補正後も、中程度以上の効果が確認されている


⚠注意点

このブログ記事は、信頼性の高いメタアナリシス論文を基に作成していますが、
あくまで研究の一例です。
症状や体質には個人差がありますので、自己判断せず、医療機関への相談をおすすめします。


🏁さいごにひとこと

今日の一歩が、未来の元気をつくります。
みんなで健康寿命を延ばしていきましょう!!

肩こりに効くおすすめの超簡単な体操をご紹介しています。
まだ、見てない人はチェックしてみてください😊

現役リハビリ部長のつぶやき。カラダのアレこれ!

それではまた次回!!

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