膝の変形性膝関節症、まずやるべき3つ🦵✨

医療・健康
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(教育・運動・体重管理が“土台”になる理由)

こんな悩み、ありませんか?

👩「階段の上り下りがつらくて、買い物が億劫…」
👩「家事の途中でひざがズキッ。休み休みじゃないと進まない」
🧑「湿布や痛み止めを続けてるけど、根本的に良くなる感じがしない」
👩‍🦱「“歳だから仕方ない”って言われて、運動するのが怖くなった…」

膝の変形性膝関節症は、痛み・こわばり・筋力低下が重なって、生活の自由度が落ちやすい病気です。
でも実は、国際的なガイドライン(指針)では、まず最初にやるべきことがかなりはっきりしています。

それが今日のテーマ👇
①正しい知識(教育) ②運動 ③体重管理(必要な人)
この“3本柱”が、膝OA(※OA=Osteoarthritis:変形性関節症)の基本です。 Dantas L O 2021


結論:膝OAで「まず優先する」3つ✅

① 患者教育=“不安を減らす治療”📘

膝OAは、痛みが続くことで
「動いたら悪化するかも…」→動かない→筋力低下→さらに痛い
という悪循環に入りやすいです。

論文では、患者さんが持ちやすい誤解として、例えばこんな点が挙げられています👇

  • 「OAは必ず進行する・治らない」と思い込み、活動量が落ちる
  • 画像(レントゲン)=痛みの強さではない(ズレることが多い)
  • 手術しかないと思い込んでしまう

特に大事なのはこれ👇
痛みや不快感がある=関節がどんどん壊れている、とは限らない
(もちろん強い痛み・腫れ・熱感がある時は医療者に相談は必須です)

教育のゴールは、患者さんが
**「何を優先すべきか」「何なら安全にできるか」**を理解して、生活を取り戻すことです。


② 運動=“膝OAの第一選択”🏃‍♀️🧘

ガイドラインは共通して、膝OAに運動を強く推奨しています。 Dantas L O 2021

ここでいう運動は、激しい筋トレやランニング一択ではなく、選択肢が広いのがポイント👇

  • 筋力トレーニング(特に太もも前:大腿四頭筋=だいたいしとうきん)
  • 有酸素運動(歩行・自転車など)
  • バランス・神経筋トレーニング
  • 水中運動(痛みが強い人に向くことも)
  • ヨガ・太極拳などのマインドボディ系(気分・継続の面で合う人も)

論文内では、目安として

  • 中等度の有酸素運動 150分/週
  • 筋力強化 週2日
    などが紹介されています。 Dantas L O 2021

そして実務的に効きやすいコツとして👇

  • 太もも前(大腿四頭筋)に狙いを定めた運動は、下肢全体の一般運動より痛みが減りやすい
  • 監督(見守り・指導)付きで、週3回以上の運動は効果が出やすい
    といった話も整理されています。 Dantas L O 2021

でも…続かないのが現実😢(ここが超重要)

運動が効くのは分かっていても、続かない理由があるんです。

  • 忙しくて時間がない
  • 痛みが怖い(動作恐怖)
  • 正しいやり方が分からない
  • 最初だけ痛みが増えて心が折れる

だからこそ、論文では「運動の処方」だけでなく、続ける工夫が重要だと述べています👇 Dantas L O 2021

  • 痛みや機能の経過を一緒に振り返る
  • 「週に何回・何をする」を具体化する
  • 達成できる目標を立てる
  • フォームを確認・修正する
  • 3か月以上あとにもフォローする(電話なども含む)

👉つまり、膝OAは「根性で頑張れ」ではなく、設計(しくみ化)で勝つのがコツです。


③ 体重管理=“必要な人には大きい武器”⚖️

体重(とくに肥満)は、膝OAのリスク要因です。
論文では、体重が減ると膝OAの発症リスクが下がること、そして症状の改善にも用量反応(減るほど良くなる傾向)が示されています。 Dantas L O 2021

ポイントをやさしくまとめると👇

  • BMI(Body Mass Index:体格指数)が高めの人では、
    体重の5〜10%減で、痛み・生活の困りごと・QOL(Quality of Life:生活の質)が改善しやすい
  • 食事だけでは痛みがあまり変わらないこともあるが、
    食事+運動だと痛み改善が出やすい
  • 体重を落とすなら、運動単独より食事の工夫が効きやすいことが多い
  • ただし長期維持が難しいので、継続サポートが重要

体重管理は、見た目の話ではなく、膝の負担と炎症環境の改善という“機能の話”です。


「補助的な治療」はどう考える?(やりがち注意⚠️)

膝OAには、いろいろな治療が並びがちです。
論文では、次のような“補助療法”について、エビデンス(科学的根拠)の質が低い/効果が小さい可能性が整理されています。 Dantas L O 2021

  • 温熱・冷却
  • レーザー(LLLT=Low-Level Laser Therapy:低出力レーザー治療)
  • 超音波
  • 電気刺激(TENS=Transcutaneous Electrical Nerve Stimulation:経皮的電気神経刺激)
  • 徒手療法(手で行う治療)、テーピング、鍼(はり)

全部が全部ダメ、という言い方ではなく、「基本の3本柱をやった上で、好み・状況により検討」の位置づけです。
もし提案されたら、こう聞いてみてください👇
✅「これは“基本の運動・教育・体重管理”と比べて、何がどれくらい良くなる?」
✅「メリットだけでなく、デメリットや費用、続け方は?」


薬は?手術は?(誤解が多いところ)

薬(くすり)

論文では、薬の中でも

  • NSAIDs(Non-Steroidal Anti-Inflammatory Drugs:非ステロイド性抗炎症薬)の外用(塗り薬)は推奨されやすい
  • オピオイド(強い鎮痛薬)は効果が小さいわりに副作用リスクが高く、慎重に
    などが触れられています。 Dantas L O 2021

ここは大事なので強調👇
薬は“運動できる状態を作る補助”として使うと上手くいきやすい
(薬だけで生活が戻る、という設計になりにくい)

手術

手術は「最後の選択肢」になることが多いです。
論文では、関節鏡手術は利益が小さく害(合併症)もあり、推奨されにくい流れが整理されています。 Dantas L O 2021
一方で、人工関節は適切な条件で有効ですが、全員が100%満足とは限らないとも述べられています。 Dantas L O 2021


変化を“見える化”すると続く:評価指標も知っておこう📈

膝OAでは、良くなっているのに「気づけない」ことがよくあります。
論文では、評価(アウトカム)として

  • 痛みの尺度:VAS(Visual Analogue Scale:視覚的評価スケール)、NRS(Numeric Rating Scale:数値評価)
  • 生活機能:WOMAC(Western Ontario and McMaster Universities Osteoarthritis Index:膝OAの質問票)、KOOS(Knee injury and Osteoarthritis Outcome Score:膝の状態質問票)
    などが紹介されています。 Dantas L O 2021

一般の方向けに言い換えると👇
「痛み」「歩きやすさ」「階段」「日常の困りごと」を定期的に点検すると、改善が見えやすくなります。


まとめ:膝OAは“優先順位”で結果が変わる✨

最後に、超シンプルにまとめます👇

最優先は3本柱
教育(正しい理解)+運動+体重管理(必要な人)

✅ 補助療法は、基本をやった上で
「好み・状況により検討」

✅ 薬や注射は、運動と生活を回すための補助として考えると整う

✅ 続けるコツは、具体化・小さな達成・定期フォロー


注意点(必ず読んでください)⚠️

本記事は、できるだけ信頼度の高い研究やガイドラインを整理した論文を参考にしていますが、研究には対象者の違い・方法の違いがあり、結果は“数ある研究の一例”です。
症状の原因や状態は人それぞれなので、内容を鵜呑みにせず
、痛みが強い・腫れがある・歩けないなどの場合は早めに医療機関へ相談してください。 Dantas L O 2021


論文情報(引用)

  • 著者:Lucas Ogura Dantas, Tania de Fátima Salvini, Timothy E. McAlindon
  • 論文タイトル:Knee osteoarthritis: key treatments and implications for physical therapy
  • 掲載:Brazilian Journal of Physical Therapy. 2021;25(2):135–146.
  • オンライン公開:2020年9月8日(Available online)
  • DOI:10.1016/j.bjpt.2020.08.004 Dantas L O 2021

今日の一歩が、未来の元気をつくります。みんなで健康寿命を延ばしていきましょう!!

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