👱♀️「ひざが痛いから、動かすのがこわい…」
👨🦱「運動がいいのは分かるけど、本当に効果あるの?」
👩🦱「ジム?家で?どれを選べばいいのか迷う…」
そんな“モヤモヤ”に、かなり信頼性が高い研究(Cochraneレビュー)が答えてくれます😊
この記事では、ひざの変形性関節症(OA)に対して、運動がどれくらい痛みを減らし、動きを良くするのかを、数字でわかりやすくまとめます。
そもそも「変形性関節症(OA)」って?
OA = Osteoarthritis(変形性関節症)のこと。
関節の中の組織(軟骨など)だけでなく、関節全体に変化が起きて、痛み・こわばり・動きにくさが出やすくなります。Fransen M 2015
結論:ひざOAに「運動」は効く?(この論文の答え)
はい、効く可能性が高いです。
このCochraneレビューでは、運動により…
- 痛みが軽くなる
- 日常生活の動きが良くなる
- 生活の質(QOL)が少し上がる
…という結果が、複数の研究をまとめた解析で示されています。Fransen M 2015
どれくらい良くなる?(数字でサクッと)
ここが一番大事なので、まず結論からいきます👇
✅ 痛み(0〜100点のスケール)
運動で、平均すると 約12点 痛みが下がる(短期)。Fransen M 2015
✅ 体の動き(身体機能:0〜100点)
運動で、平均すると 約10点 動きが良くなる(短期)。Fransen M 2015
✅ 生活の質(QOL:0〜100点)
運動で、平均すると 約4点 改善(短期)。Fransen M 2015
「短期だけ?」→ やめた後も少し続く可能性
このレビューでは、運動を一旦終えたあとでも、
- 痛み:約6点の改善が続く(2〜6か月)
- 機能:約3点の改善が続く(2〜6か月)
という“持続効果”も示されています。Fransen M 2015
副作用はある?安全性は?
不安になりますよね。ここも重要です。
- 途中でやめる人(脱落)は、運動群と対照群で大きな差なし(運動だから続かない、とは言いにくい)Fransen M 2015
- 有害事象(好ましくない出来事)は報告されていて、主にひざ痛や腰痛が増えるなど(ただし重い有害事象は報告なし)Fransen M 2015
- さらに詳細でも、報告された多くは「運動で痛みが一時的に増えた」タイプで、重篤なものはなしとされています。Fransen M 2015
👉つまり、基本的には安全寄りだけど、痛みが増えることはあり得るので「やり方」が大切、ということです。
どんな運動が多かった?(このレビューの中身)
対象となった運動は、ざっくり言うとこんな内容が中心です👇
- 筋力トレーニング(太もも周りなど)
- 機能トレーニング(立つ・歩く・階段などの動作に近い練習)
- 有酸素運動(歩行など)
- 一部で Tai Chi(太極拳) なども含む Fransen M 2015
「家でやる」vs「教わる」…どっちが良い?
このレビューでは、運動の提供方法についても分析しています。
- 個別で指導される運動は、痛みや機能の改善が大きい傾向
- 教室形式や自宅中心でも、効果はしっかり出ている
という結果です。Fransen M 2015
さらに具体的な数値として、提供方法別の解析では
個別指導のほうが効果量が大きめに出ています(ただし研究間のばらつきも大きい)。Fransen M 2015
じゃあ「通う回数」は多い方がいいの?
接触回数(対面でのフォロー回数)が少ない群(12回未満)と多い群(12回以上)でも解析されています。
- どちらも効果は出る
- 多い方が少し大きく見えるが、差がはっきりしない部分もある
というニュアンスです。Fransen M 2015
👉結論:毎回通えなくてもOK。続けやすい形が勝ち。
ここで用語をかんたんに(英語略語の説明)
数字が苦手でも大丈夫。この記事で出てくる略語はこれだけ覚えればOKです👌
- RCT:ランダム化比較試験(公平に「運動する/しない」を分ける研究)Fransen M 2015
- SMD:効果の大きさを“共通の尺度”で表したもの(0.2小、0.5中、0.8大が目安)Fransen M 2015
- CI:信頼区間(本当の効果がこの範囲にありそう、という幅)Fransen M 2015
- OR:オッズ比(例:やめた人の割合などを比べる指標)Fransen M 2015
- NSAIDs:非ステロイド性抗炎症薬(ロキソニンなどの痛み止めの仲間)。運動の効果は、この薬の効果見積もりと近い、と述べられています。Fransen M 2015
今日からの「3ステップ」:迷わない運動の始め方
研究の話だけだと「で、何したらいいの?」で終わるので、一般向けに超シンプルにまとめます(医療行為ではなく一般的な健康情報です)。
STEP1:まずは“安全第一”のルールを決める🧠
- 痛みが 強く増える やり方は中止
- 翌日に痛みが残るなら、量を減らす
- 不安が強い人は、最初だけでも専門家に相談
STEP2:基本は「筋トレ+歩く」🚶♀️🏋️
レビューで多かったのは、筋力・動作・有酸素の組み合わせ。Fransen M 2015
例)
- 椅子からの立ち座り
- 太もも前(膝を支える筋肉)を使う練習
- 無理のない歩行
STEP3:続く形に“最適化”する📅
- 家でやる / 教室でやる / たまに個別で見てもらう
どれでもOK。大切なのは やめない形。
個別指導は効果が大きい傾向もありますが、続かなければ意味が薄いです。Fransen M 2015
よくある質問(FAQ)
Q1. 痛いのに動かして悪化しない?
運動で一時的に痛みが増える報告はあります。Fransen M 2015
だからこそ、量とやり方の調整が重要です。
Q2. 家でやっても意味ある?
あります。自宅中心でも効果は出ています。Fransen M 2015
ただ、フォームや強さの調整が難しい人は、時々チェックがあると安心です。
Q3. どれくらいで効果が出る?
このレビューは「治療直後(短期)」で効果が確認され、さらに2〜6か月の持続も示されています。Fransen M 2015
ただし個人差はあります。
注意点(ここは大事)⚠️
この記事は、信頼度の高い研究(Cochraneレビュー)をもとにまとめています。Fransen M 2015
ただし、研究には参加者の特徴や運動内容の違いがあり、結果には幅もあります。Fransen M 2015
また、研究の多くでは参加者が「自分が運動している」と分かっていたため、それが改善に影響した可能性も述べられています。Fransen M 2015
✅なので、「運動すれば誰でも必ず同じだけ良くなる」とは限りません。
体調や痛みの状態に合わせて、必要なら医療機関で相談してください。
参考文献(論文情報)
- 著者:Fransen M ほか
- 年:2015年(検索は2013年5月まで)Fransen M 2015
- 論文タイトル:Exercise for osteoarthritis of the knee (Review)
- 掲載:Cochrane Database of Systematic Reviews
- DOI:※このPDF内の該当箇所を追加で確認できれば追記できます(本文スニペット範囲にはDOI表記が見当たりませんでした)
今日の一歩が、未来の元気をつくります。みんなで健康寿命を延ばしていきましょう!!

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