【最新版】変形性関節症の2025年最新まとめ

医療・健康
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〜増える患者数、効きにくい治療、そして“体重と痛み”の新しい希望〜

はじめに(ここが重要)😣

👩「ひざが痛い。でも年齢のせいって言われて終わり…」
👩‍🦰「注射してるのに、また痛くなる」
👨「運動した方がいいのは分かるけど、どれが正解?」

変形性関節症(OA:Osteoarthritis)は、痛みだけでなく「外出が減る」「体重が増える」「筋肉が落ちる」の悪循環に入りやすい病気です。

しかも最近は、“高齢者だけの病気”ではなくなってきたことが分かってきています。
この記事では、2025年に発表された研究を中心に「今わかっていること」を、できるだけわかりやすく整理します。Dell’Isola A 2025


そもそも変形性関節症って?🤔

関節のクッション(軟骨など)がすり減ったり、周囲の組織が変化して、痛み・こわばり・動かしにくさが出る状態です。
ひざ・股関節・手・肩など、いろいろな関節に起こります。Dell’Isola A 2025


2025年の結論:患者数は増え続け、若い世代でも増えている📈

2021年の時点で、世界の変形性関節症の患者数は約6億650万人と推定されています。さらに、1990年からの増加もはっきり示されています。Dell’Isola A 2025

そして注目ポイントはここ👇

  • 2019年:発症(新しくなる人)の52.3%が55歳未満
  • 若い世代の増加の背景に、**体重(BMI)**の影響が大きいDell’Isola A 2025

つまり、これからは
「歳のせい」だけでは片づけられない時代になっています。


“体重”より大事?「体の中身(体組成)」がカギ🔑

最近の研究では、単に体重が多い・少ないだけでなく、

脂肪が多くて
筋肉が少ない(除脂肪量が少ない)

…という体のバランスが、症状や動きやすさに関係する可能性が強調されています。Dell’Isola A 2025

さらに、サルコペニア(筋肉量の低下)がある人は、ひざOAになりやすい可能性も示されています(この総説内で紹介)。Dell’Isola A 2025

👉 痛み対策は「関節だけ」じゃなく、筋肉と代謝もセットで考える流れです。


生活習慣病があると、治療の質が落ちることがある…😥

糖尿病などの慢性疾患(いわゆる生活習慣病)があると、身体機能(歩く速さなど)が落ちやすい、という報告が紹介されています。Dell’Isola A 2025

さらに重要なのが、医療の現場で起こりうること👇

  • NSAIDs(エヌセイズ:痛み止めの一種)が使いにくい人は
    理学療法(運動療法)など“推奨されるケア”を受けにくい一方で
  • 推奨されにくい薬(例:オピオイド)のリスクが上がる可能性があるDell’Isola A 2025

ここは誤解されやすいですが、
「持病がある=治療ができない」ではありません。
ただ、治療選択が難しくなるからこそ、早めに“安全な選択肢”を組み立てるのが大事です。


治療の現実:注射や薬は「決め手になりにくい」ことが多い💉💊

この総説では、2024年4月〜2025年3月の研究を整理し、**多くの治療が“効果は限定的”**とまとめています。Dell’Isola A 2025

とくに注射系(関節内注射)は研究が多い一方で、

  • 脂肪由来の注射:プラセボ(生理食塩水)との差がはっきりしない
  • いくつかの注射:効果が小さく、臨床的に大きい差とは言いにくい
  • ネットワークメタ解析でも、一部のステロイド注射が短期的に痛みを下げる可能性はあるが、根拠の強さには注意点もあるDell’Isola A 2025

✅ ここから言えるのは、
「注射=万能」ではなく、期待値の調整が必要ということです。


朗報:体重に効く薬が“痛み”も減らした(ただし条件つき)✨

この1年で目立った希望として、セマグルチド(semaglutide)が紹介されています。

ひざOAで肥満(BMI 30以上)の人を対象にした試験で、

  • 体重減少が大きく
  • 痛み(WOMAC痛みスコア)も改善した
    …という結果が示されています(総説で要点として強調)。Dell’Isola A 2025

一方で、総説内でも

  • 肥満ではない人に同じ効果が出るか
  • 急な減量で筋肉が減らないか
    など、今後の検証が必要とされています。Dell’Isola A 2025

👉 つまり、現時点では
「合う人には新しい選択肢になり得る」けれど、
自己判断で飛びつくものではない、がバランスの良い理解です。


手術の話:ひざの“関節鏡”は長期的メリットが乏しい可能性🦵

ひざの関節鏡手術(半月板などの処置)について、

  • 5年追跡でもプラセボ手術との差がない
  • さらに長期追跡でも、その後の人工関節(TKA)率に大差がない
    …といった内容が紹介されています。Dell’Isola A 2025

✅ ここでのポイントは、
**「長期的に病気の流れを変える治療は、まだ少ない」**という現実です。Dell’Isola A 2025


今日からの実践:研究が示す“優先順位”はこれ💡

この総説が示す流れを、生活に落とすとこんな感じです👇

① 体重だけじゃなく「筋肉」も守る🏋️‍♀️

  • 痛みがあると動かなくなる
  • 動かないと筋肉が落ちる
  • 筋肉が落ちると、同じ動作でも関節に負担がかかる

なので、できれば
「減量」+「筋肉を落とさない工夫」がセット。Dell’Isola A 2025

② 持病がある人ほど、運動療法の設計が大切🚶‍♀️

薬が使いにくいケースがあるからこそ、
理学療法(運動療法)など“安全な土台”を早めに作るのがポイントです。Dell’Isola A 2025

③ 「やりすぎ運動」は人によっては逆効果の可能性も⚠️

運動は大切ですが、総説では
一部の人では活動量や条件によってリスクが変わる可能性にも触れています。Dell’Isola A 2025
痛みが強いときは、自己流で我慢せず相談が安心です。


用語ミニ辞典(英語略語をやさしく)📚

  • OA:Osteoarthritis(変形性関節症)
  • BMI:Body Mass Index(体格の目安。体重と身長から計算)
  • RCT:Randomized Controlled Trial(ランダム化比較試験。治療効果を確かめる研究の代表格)Dell’Isola A 2025
  • WOMAC:ひざOAなどの痛み・こわばり・日常動作を点数化する質問票
  • CI:Confidence Interval(信頼区間。推定のブレ幅の目安)
  • OR:Odds Ratio(オッズ比。なりやすさの比)
  • NSAIDs:痛み止め(例:ロキソプロフェン等の系統)
  • MRI:磁気を使った画像検査
  • TKA:Total Knee Arthroplasty(人工ひざ関節置換術)

注意点(ここは必ず読んでください)⚠️

この記事は、できるだけ信頼度の高い研究を扱った総説(レビュー)を参考にしていますが、医学研究は常に更新されます
この内容は数ある研究の一例であり、年齢・体格・痛みの原因・持病によって最適解は変わります。鵜呑みにせず、症状が続く場合は医師や専門職に相談してください。Dell’Isola A 2025

【引用(要点の要約)】この1年の研究は、OAが多因子で、現在の介入の有効性は限定的で、肥満への介入が今後の鍵になりうる—という流れを示しています。Dell’Isola A 2025

今日の一歩が、未来の元気をつくります。みんなで健康寿命を延ばしていきましょう!!


まとめ(3行で)✅

  • 変形性関節症は世界で増加55歳未満でも増えているDell’Isola A 2025
  • 注射や薬は決め手になりにくい研究が多いDell’Isola A 2025
  • 体重(とくに肥満)への介入が、痛み改善の新しい可能性として注目Dell’Isola A 2025

最後に:論文情報(著者・年・タイトル・DOI)📄

  • 論文タイトル:Osteoarthritis year in review 2025: Epidemiology and therapy
  • 著者:Andrea Dell’Isola, Filippo Recenti, Benedetto Giardulli, Belinda J. Lawford, Ali Kiadaliri
  • 受理までの情報:Received 22 May 2025 / Accepted 22 August 2025Dell’Isola A 2025
  • 掲載誌:Osteoarthritis and Cartilage(33巻, 2025年, 1300–1306)Dell’Isola A 2025
  • DOI:10.1016/j.joca.2025.08.015Dell’Isola A 2025

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