タイトル:Coffee consumption and colorectal cancer risk: a systematic review and meta-analysis of prospective studies
著者:Matteo Sartini, Giuseppe Bragazzi,
Mohsen Kazemi Moghaddam, Andrea Zangrandi,
Alfredo Micheletti, Giuseppe Salvati, Giancarlo Cesario
掲載誌:Nutrition and Cancer
出版年:2019年
DOI:10.1080/01635581.2019.1661941
どうも!現役リハビリ部長のむらぴーです😊
「毎朝コーヒーを飲むのが日課なんだけど、これって健康にいいのかな?」
「なんとなく体に良さそうって聞くけど、本当のところどうなの?」
そんな疑問をお持ちの方、けっこう多いんじゃないでしょうか?☕
実は今回、コーヒーと大腸がんの関係性について、
大規模メタアナリシスが発表されました!
「コーヒーががんを防ぐかもしれない」
というウワサの真偽を、科学的根拠に基づいて解説していきます👨⚕️📚
🔍どんな研究だったの?
この研究は、26本の前向き研究を統合して、
コーヒーと大腸がんの関係を調べたものです☕
対象人数はなんと…330万人以上!
☕結論から言うと…
✅ 大腸がん全体では「明確な関連なし」
✅ ただし、アメリカ人に限っては予防効果あり!(リスク17%減)
✅ 結腸がん(colon cancer)では効果アリ!
・男女合計 → リスク9%減
・男性のみ → リスク6%減
✅ 欧州の男性・アジアの女性では、
特に予防効果が高い傾向あり!
✅ デカフェ(カフェインなし)でも予防効果あり!
(男女合わせてリスク12%減)
✅ 一方で、直腸がん(rectal cancer)には効果ナシ🙅♂️
🧪コーヒーの何が効いてるの?
- 抗酸化物質(クロロゲン酸など)
- 腸の運動促進作用(便通改善)
- 解毒酵素の活性化
- 腸内細菌への影響
といった、
**多方面からの“がん予防メカニズム”**が考えられています。
⚠注意点
この研究結果は、信頼性の高い最新のメタアナリシスに基づいていますが、
あくまで多くある研究の一例にすぎません。
「コーヒーさえ飲んでいれば安心!」
というわけではないことに注意してくださいね☝️
また、使用されたデータの中には
カフェイン有無や抽出方法(ドリップかボイルかなど)を明記していない研究も多く、
結果の解釈には限界もあります。
💡まとめ
✅ 結腸がんリスクを下げる可能性がある
✅ 特に欧州の男性、アジアの女性では効果が強そう
✅ デカフェでも効果があるかもしれない
✅ 直腸がんとの関連は今のところナシ
コーヒー好きにはちょっと嬉しい結果ですね☕✨
でも、コーヒーだけに頼らず、
バランスの取れた生活と定期的な検診が大事ですよ〜!
それではまた次回!!
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